ダイヤ

本線

 本線は松島への観光輸送と仙台市東部の近郊輸送の二役を担う。そのため、観光特急としての特急まつしまと、近郊電車としての急行及び普通の計3種別がある。

 特急はラッシュ時も走っているが、仙台―本塩釜間ノンストップとなっており、西塩釜以西の利用者を急行以下に流して混雑の分散化を図っている。急行はいわゆる隔駅停車のような停車駅で、普通とともに、仙台市と多賀城、塩竈両市を結ぶ近郊電車としての役割に徹している。

 急行は上記のように停車駅が多いため、仙台―本塩釜間の所要時間は、並行するJR東北本線の仙台―塩釜間の普通電車に少し劣るものの、宮電の急行と普通を合わせた運行頻度は東北本線に圧勝している。

 日中一番少ないときでも、毎時特急2本、急行2本、普通4本が塩竈市内まで行く他、田子折り返しの仙台市内輸送用普通も毎時2本設定されている。

仙台駅下り時刻表

地下鉄南北線・秋保線

 秋保線は単線であるが、基本的に終日ネットダイヤを組み、頻発運転で利便性の向上に努めている。朝夕のラッシュ時にはそれに加えて続行運転も行っており、単線区間にある旗立駅を朝7:30~8:30の一時間に出発する仙台方面の列車本数は、実に8本に上る。これは、同時間帯の阪急六甲駅における梅田方面の列車本数に等しい。

 乗り入れ先の仙台市地下鉄南北線では、日中、宮電秋保線直通の列車と、地下鉄線内折り返しの列車が交互に運転されている。

 種別は普通のみである。

北仙台駅下り時刻表

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